2012年08月27日

最大級の警戒の台風

 旧盆間近にご先祖様より先に大型台風が来た。
24日から、役場では台風対策を呼びかけたり、緊急時や避難の備えなどの打ち合わせなど、いつもの台風接近時より緊迫ムード・・。それもそのはず、今回の台風は、勢力が強いだけでなく、とにかく暴風域が大きく、その上スピードも遅い。戦後の台風の中でも1,2位を争うくらいの超大型台風らしいのだ。ネットのニュース記事には「最大級の警戒の台風」と書かれていた。
 25日から強風が吹き始め、26日未明から激しい雨も加わり、強風に打ちつけられる雨の音で目がさめた。26日はいよいよ暴風域に入り、さらに激しくなり、午後からは南からの風に変わった。27日になっても同様であるが、風向きが西よりに変わり、午後2時ごろようやく暴風域を抜け出した。しかし、ややましにはなったものの激しくうなる風と雨は変わらない。明日になればおさまるだろうが、2日以上も嵐状態なのには驚きである。
最大級の警戒の台風最大級の警戒の台風
 この台風のおかげで、島だけでなく県内のあらゆる行事がことごとく延期や中止になり、本日始業式の学校は休校、役場も臨時休業となった。県内の航空便、バス、高速道路ことごとく止まっている。もちろん本島とを結ぶフェリーは25日から欠航している。たぶん、明日も欠航だろう。停電している地域もある。沖縄全体が活動を休止し、台風が過ぎ去っていくのを息をこらしてじっと待っているというかんじである。
 昔から、沖縄の人々は、こうやって台風の過ぎ去るのをじっと待ってきたのだろう。かやぶきの家に住んでいた時代もあると聞く。いつ、家が壊れるのかという不安にかられながら、家族同士で身を寄せ合ってじっと耐えてきたのだろうか・・・。そう思うと、今年の旧盆は、ご先祖様への思いがいつもより募ってしまうのである。 



Posted by jam&すえ at 20:41│Comments(0)
 
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